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(1級建築士)コンクリートで最も重要な水セメント比

コンクリートの品質を左右する要素のうち、最も重要なのはやはり水セメント比ではないしょうか。水セメント比は出来上がるコンクリートの強度に直結するパラメータですので、非常に重要です。

水セメント比とは?

水セメント比とは、単位体積あたりの水の質量Wとセメントの質量Cの比で、W/C(%)で表されます。

 

似たような指標に、単位水量(体積あたりの水の質量)や、単位セメント量(体積あたりのセメントの量)というものもあります。これらもコンクリート品質に関わる要素ですが、やはり大事なのはこれらの比であるW/Cです。

水セメント比によるのコンクリート性状の違い

水セメント比について、具体的な数値を覚える必要はありませんが、水セメント比の大小がコンクリート強度・ワーカビリティに与える影響は、覚えておく必要があります。

 

まず、水セメント比が大きいと、コンクリート強度は小さくなります。セメントに対して過度に水を加えると、強度不足なってしまうので注意が必要です。

 

一方、水セメント比が大きいと、ワーカビリティは低下します。水セメント比が大きいということは、セメントが多く、水が少ないという事なので、より「どろどろ」したコンクリートとなり、型枠に流れ込みにくくなります。

 

このように、水セメント比に対して、コンクリート強度とワーカビリティはトレードオフの関係にあります。現場での注意点は、ワーカビリティが低くコンクリートの充填が悪いからと言って、水を加えてはいけないということです。強度が低下してしまいますので。

 

水セメント比の基準

水セメント比の基準は、セメントの種類や建物の共用期間で異なりますが、普通コンクリートでは65%以下というのが一般的な値です。ただし、共用期間が超長期の場合は60%となります。

水セメント比の計算

建築士の試験では、水セメント比とコンクリート性状に関する正誤問題のほかに、実際に水セメント比を計算させる問題が出題されることがあります。基本的にはただ計算するだけなので難しくはないので、過去問をやってしっかり解けるように準備しておきましょう。

 

マンガでわかるコンクリート

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