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建築士

(1級建築士)免震装置の検査

本日、免震装置の大手メーカーであるカヤバシステムマシナリーで、免震装置の製品検査でデータ改ざんがあったとの発表がありました。 https://www.kyb.co.jp/company/progress/progress_20181016_01.pdf ところで、免震装置の検査って、そもそも何を検査する…

(1級建築士)製図試験の記述問題(構造)の対策

いよいよ一級建築士の製図試験まで1週間を切りました。受験生の方はラストスパートをかけているところでしょう。 ここでは、製図試験のうち、記述問題について解説します。 今年の課題 構造関連は記述は過去問のコピペで良い 図面との不整合だけは避ける 今…

(1級建築士)コンクリートの種類と特徴

建築材料として用いるコンクリートにはいくつかの種類があります。それぞれの特徴とを整理してみます。 基本は普通コンクリート 強度を大きくした高強度コンクリート 重量を小さくした軽量コンクリート 施工性を高める高流動コンクリート 水密コンクリート・…

(1級建築士)コンクリート圧縮強度試験の供試体は何本必要?

現場で打設したコンクリート強度の確認には、コア供試体の圧縮強度試験を用いますが、実際の現場ではたくさんの数の供試体を作っています。何のためにたくさんの供試体を採取しているのか、整理しておきます。 構造体コンクリート強度のための材齢28日の供試…

建築基準法に震度は出てこない

毎日新聞によれば、先日の北海道の地震で被害が出た苫東厚真発電所の耐震基準は震度5相当だったそうです。 北海道地震:苫東厚真発電機、耐震は最低の震度5相当 - 毎日新聞 で、このような地震被害が出るたびに、震度いくつで設計していたとか、その設計で…

(1級建築士)コンクリートで最も重要な水セメント比

コンクリートの品質を左右する要素のうち、最も重要なのはやはり水セメント比ではないしょうか。水セメント比は出来上がるコンクリートの強度に直結するパラメータですので、非常に重要です。 水セメント比とは? 水セメント比によるのコンクリート性状の違…

(1級建築士)コンクリートの空気量

フレッシュコンクリートの性質を左右する要因に、空気量があります。実際の建設現場では、空気量をどのように測定しているのでしょうか。また、空気量はコンクリート強度への影響はあるのでしょうか。 空気量によるコンクリート性状の違い AE剤の使用による…

(1級建築士)コンクリートのスランプ試験・フロー試験

コンクリート工事の品質管理といえば、スランプ試験とフロー試験でしょう。現場の職員でないとなかなか見る機会がないかもしれませんが、重要なのでまとめておきます。 スランプ試験とは? フロー試験とは? スランプ試験とは? スランプ試験とは、現場に搬…

(1級建築士)コンクリートの引張強度

鉄筋コンクリート構造では、コンクリートは主に圧縮力を負担するため、引張強度はあまり注目されません。しかし、コンクリート材料に関する問題として出題される可能性もあるので、覚えておきましょう。 圧縮強度 割裂試験による引張強度 引張強度の近似式 …

意外と知らない言葉の定義:地震と地震動、震度と震度階、震源と震央

日本は地震大国で、地震に関するニュースなどに触れる機会も比較的多い国ですし、中学・高校の地学の授業で地震について学ぶはずです。しかし、意外と正しい言葉の定義を知らない人が多いと思います。ということで、まずは基本的な用語の定義を覚えておきま…

(1級建築士番外編)排水管のつまりによる汚水の逆流

こんばんは。今日は珍しく専門外の建築設備のうち、給排水設備についてです。 先日、自宅(マンション1階)の部屋の台所で、シンクから突然ゴボゴボとした音がしてきて、排水溝の蓋が浮き上がり、汚水が逆流してくるという現象に遭遇しました。調べてみると…

鉄骨柱施工時のエレクションピースの役割とその後の処理

鉄骨の柱を立てるときに、エレクションピースというものが登場します。建築士の施工の問題でたまに出題されることもありますので、解説します。 エレクションピースとは?その役割 施工後はどうする? 建築士試験ではこんな感じで出題されます エレクション…

(1級建築士)製図試験に向けての準備①

先日、1級建築士の学科試験が終わり、受験生のひとは一段落ついたところでしょうか。しかし、学科試験の合否が判明してから製図試験の準備をしているのでは間に合わず、今すぐにでも製図試験の勉強を開始しなければなりません。 ということで、製図試験に向…

(1級建築士)ケース別・建築士試験直前の勉強法

1級建築士の学科試験がいよいよ今週末となり、受験生は直前の追い込みをしているところでしょうか。残りの期間でやれることは限られますが、どんなことを勉強したらよいか、ケース別で考えてみました。 模試の結果で合格判定が出ている人 構造で点が取れてい…

(1級建築士)鉄筋コンクリート構造の部材設計のポイント

建築士試験では、鉄筋コンクリート構造の問題が毎年2,3問出題されます。そのうち1問は部材設計に関する問題となることが多いです。構造系の人には簡単なものですが、構造系以外の人でも解けるようにポイントを解説します。 出題のタイプ 基本的な考え方 この…

(1級建築士)鉄筋のかぶりの注意点

鉄筋コンクリートでは、鉄筋に適切な「かぶり」を設ける必要があります。覚えてしまえば簡単な話なのですが、少しだけ注意点があります。 かぶりとは? 必要なかぶり厚さ 土木と建築で測り方が違う?? かぶりとは? かぶりとは、「コンクリート表面から鉄筋…

(1級建築士)鉄筋の種類と材料特性

建築で使われる鉄筋にはいくつか種類があります。それぞれ材料の性質も違いますので、整理してみます。 鉄筋の種類 力学的な特徴 鉄筋の種類 鉄筋の種類は、径と材料強度で分類されます。径は小さいものでD10、大きいものでD41*1が一般的です。材料強度とし…

(1級建築士)鉄筋の継手の注意点

建築士試験では、鉄筋の継手についての出題が、構造・施工の両方の分野で可能性があります。*1以前の記事に出てきた重ね継手とやや重複しますが、改めて整理します。 継手の種類 ガス圧接の注意点 重ね継手の注意点 機械式継手の注意点 継手の種類 鉄筋は、…

(1級建築士)定着長さと重ね継手長さ

1級建築士試験では、鉄筋コンクリート造の配筋の問題がよく宿題されます。その中でも定番なのが、定着長さと重ね継手長さの問題。最終的には暗記せざるを得ないが、施工分野でも出題もあり得るので、覚えておいて損はないはず。簡単に解説します。 定着長さ…

(1級建築士)風荷重(その2)

前回、風荷重の概要について触れましたが、今日はもう少し詳しい風荷重の解説をします。 風荷重の算定式 速度圧qの計算 基準風速Vo 平均風速の高さ方向の分布を表す係数Er ガスト影響係数Gf ガスト影響係数Gfと係数Erの関係が重要 風荷重の算定式 まず、風荷…

(1級建築士)風荷重(その1)

建築士試験では構造設計における荷重の問題がよく出題されます。地震大国である日本では地震荷重はメジャーな存在ですが、建物によっては風荷重も重要な存在だったりします。 風荷重の細かい説明は次回にするとして、まずは大まかなイメージを説明しましょう…

(1級建築士)コンクリートのひび割れ形状の特徴

コンクリートには、ひび割れがつきものですが、その形状と発生原因を理解することはとても重要です。H29年にはひび割れ状況のイラストとその発生原因の関係性を問う問題も出題されています。 様々なひび割れの発生要因 基本的な考え方 具体例 様々なひび割れ…

(1級建築士)地震地域係数Z

前回、地震荷重の算定式および振動特性係数Rt、Ai分布について説明しました。今回は、地震地域係数Zについて説明します。 地震地域係数Zとは? 最近の地震の発生状況と比べると 地域によって違いがある場合もある 地震地域係数Zとは? 地震力の算定では、各…

(1級建築士)振動特性係数RtとAi分布

こんばんは。 今日は構造系の問題のうち荷重・外力についてです。荷重・外力の項目は毎年2問ほど出題され、また法規の分野でもよく出てくる。荷重の問題としては、積載荷重・積雪荷重・風圧力・地震力など色々な出題パターンがあるが、構造の問題としては、…

(1級建築士)静定・不静定の判別式

こんばんは。 梁やラーメンの問題を解くときに、最初に静定か不静定の判別を行う必要があります。判別式にはいくつか種類があるので、解説していきます。 静定とは? 静定構造物とは、力の釣り合いだけで反力を求めることができる構造をいいます。 左の図の…

(1級建築士)レオパレスの建築基準法違反問題とは?法30条・界壁について

こんばんは。 レオパレスが提供する賃貸マンションが、建築基準法違反の疑いがあるとのニュースが出てきました。おそらく素人の人には何のことかよく分からないかと思いますが、1級建築士を取ると、何が違反なのかが理解できるかと思います。 news.livedoor.…

(1級建築士)ラーメン架構崩壊時の層せん断力

こんばんは。 前回、簡単なラーメンに対する崩壊荷重を説明しました。1級建築士試験では、もう少し複雑になった多層ラーメンに対する問題が出ることもあります。 ↓前回の記事はこちら www.be-outliers.com モーメントとせん断力の関係 層方程式と節点のモー…

(1級建築士)ラーメン架構の崩壊荷重

こんばんは。 全塑性モーメントと仮想仕事の原理を勉強すると、これを使って架構の崩壊荷重を求めることができます。これも1級建築士試験の頻出問題です。 崩壊荷重とは 崩壊機構を考える 仮想仕事を使って崩壊荷重を求める 例題 崩壊荷重とは 例えば図のよ…

(1級建築士)座屈荷重の整理

こんばんは。 今日は建築士試験で頻出の座屈荷重についてです。座屈荷重の公式は市販のテキストを見れば必ず出てきますが、その成り立ちを確認しておきましょう。 座屈荷重の公式 座屈長さとは 変形状態のイメージから係数を覚える 座屈荷重の公式 まずは座…

(1級建築士)梁公式の導出② 単位仮想荷重法を用いた梁公式の導出

こんばんは 梁公式の計算の確認方法ですが、仮想仕事の原理を使う方法も便利で簡単でオススメです。仮想仕事の原理というものは、構造系以外の人はあまり馴染みがないと思いますが、一度覚えておけば色んな場面で使えます。詳細な理論な省略し、便利な使い方…